事業概要
プログラミング技術やものづくり技術を活用し、農業・水産業・観光業向けの地域連携PBLに取り組む。
事業目的
地域の課題解決PBLを通じて全学科学生がAIやIoTの考え方、デジタルファブリケーション技術を習得し、地域貢献に携わる技術者育成、新産業創出を図る。
取組内容
入学後半年間のプログラミング教育を通じて、論理的思考能力を育成し、IoTやAIの考え方を基盤として身につける。
また、将来軸足を置く、機械工学・電気電子工学・情報工学および、海事海洋分野について、
それぞれの応用分野を意識しつつ、自らがどのような技術者となるのかを見定め、個人の特性に合わせて多彩なカリキュラムを選択できる仕組みを構築する。
一方で、獲得していく知識や技術は、地域・企業と協働で実際の課題解決に取り組むプロジェクトチームへの参加を通じて磨き上げ、実際に地域に役立つ高専の地位を確立する。
特に、三重県で盛んな農林水産業、観光業などをターゲットに第4次産業革命を巻き起こす人材を育成することが最終的な本事業の目指すところである。
取組イメージ
工程表
時期 | 取り組み内容 |
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H29.7 〜 | 学内組織発足 制御情報工学科での先行実施 |
H29.10 〜 | 取り組み事例のホームページでの公開・SNS配信 情報処理学会・電子情報通信学会での発表 フォーラム開催、事業の効果検証 |
H30.4 〜 | 商船学科・電子機械工学科での実施 学科改組に向けたカリキュラム決定 高専フォーラム・日本工学教育会での発表 |
H30.10 〜 | フォーラム開催、事業の効果検証 新学科開設(H31.4) |
成果指標
28年度 | 30年度(目標値) | |
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①論理的思考能力育成に関する教材開発・研究 | 3件 | 8件 |
②地域連携PBLへの参加人数の増加 | 20名 | 80名 |
③IT関連資格試験の取得 | 5 〜 10% | 50%以上(H33) |
第4期中期目標機関への展開(見込み)
- 平成31年度から改組予定である新学科の大きな柱である論理的思考能力育成プロジェクトを構築できる。
- 三重県における第4次産業革命の事例を通じて「地域への貢献」や「新産業を牽引する人材育成」を実現できる。